抵当権抹消手続き

2022年4月20日

自宅マンションを購入する際に住宅ローンを組むのは一般的と思う。住宅ローンを借りると金融機関としては、返済が滞っても回収できるように物件に抵当権を設定する。

住宅ローンを組まなくても現金一括で払える財力がある人もいるかも知れないが、その場合でも住宅ローンを組んだ方が得だと思う。何故ならば、住宅ローンは低金利で借りることが出来るはずなので、借りる金利以上で運用することが出来れば、その分利ザヤを得ることができる。その意味では繰り上げ返済もしない方が良いと思う。

私の場合は、勤務していた会社と関係のある住宅ローンだったため、退職に伴い繰り上げ返済する必要が出たので、やむなく早期退職で割増された退職金で相殺して返済した。ローンを完済したため、抵当権を抹消することができるようになったのだ。抵当権抹消手続きは、司法書士に依頼することが一般的だと思うが、相場を調べてみると1.5万~2万位は依頼料がかかるようだ。元々、自力でやりたい人かつ退職して時間があるので、自分で抵当権抹消手続きにトライしてみた。

結論から言うと、申請書を1枚書いて、金融機関からもらった書類と一緒に提出するだけで、終わってしまった。提出後の流れは、約4週間後の登記完了予定日までに法務局で提出書類の内容を精査して不備があれば連絡が来るという流れだ。書類提出の段階でも、記載内容など不備の指摘を受け訂正して提出したことから、ある程度チェックのうえ、受付されているので、仮に不備があったとしても大きなものは無いように思う。かかった手間としては、法務局に行く手間と、申請書をもらって書くのにかかった10分位の時間のみだ。申請書に記載する内容も金融機関が送ってくる書類に全て記載されているので、単に転記しただけという感じだ。とかく役所は混んでいて待たされるイメージがあるが、偶々なのかも知れないが登記申請受付の窓口はほとんど待たされることがなかった。法務局の駐車場は満車で入庫待ち車両が行列していたことも考えると、登記申請のところは恒常的に空いているのかも知れない。これで1.5万~2万円が節約できるというのは本当にお得だ。仕事をしている人でも、有給を取得して自分でやる価値は十分にあると思う。

分からないこと不安になることも多いが、やはり、何事もまずは自分でやってみるというのが良い。費用面の節約になるだけでなく、この歳になっても何かが出来たとき・上手くいったときの達成感は嬉しいものだ。